昔から、信州という響きにはどこか憧れがあった。
山々に囲まれた雄大な景色、歴史ある宿場町、戦国武将ゆかりの地、そして名湯の数々。
名前は知っていても、実際に訪れたことのない場所ばかりだった。

今回の旅では、両親の結婚50周年と父の喜寿のお祝いを兼ね、家族三世代で信州を巡る4日間の旅へ出発した。
木曽路を越えて松本へ入り、善光寺や川中島、草津温泉、浅間山、軽井沢、諏訪を巡るうちに見えてきたのは、美しい風景だけではない。
日本列島を形づくった大地の営み、歴史の転換点となった場所、人々が何百年も受け継いできた文化や信仰。
それらが一つの土地に折り重なることで、信州という場所は今の姿になっていることを知った。
そして何より、父や母、娘と同じ景色を見て、同じ時間を過ごし、同じ感動を分かち合えたことは、この旅で得た一番大きな財産だった。
私たちにとって信州は、やはり憧れの地であり、その憧れは旅を終えた今、さらに深いものとなった。
もしこれから信州を旅される方がいれば、この4日間の記録が、旅のきっかけや参考になれば嬉しい。

Day1|木曽路を越えて――心が求めた風景へ

中山道を越え、国宝・松本城や安曇野を巡りながら信州の旅が始まる。歴史が息づく木曽路と北アルプスの麓で、美しい風景と信州の豊かな自然に出会った一日。
Day2|善光寺平から草津へ――標高二千メートルを越えて

川中島古戦場跡、善光寺、小布施を巡り、歴史や文化に触れた後、日本有数の山岳道路・志賀草津高原ルートを越えて草津温泉へ。信州の歴史と雄大な山岳風景を満喫した一日。
Day3|火山を辿って――大地が育んだ風景へ

草津温泉から浅間山、鬼押出し園、白糸の滝、軽井沢を巡り、ビーナスラインを走って諏訪へ。火山活動が生み出した壮大な景観と、日本列島の大地の営みを感じた一日。
Day4|信州を知って――まほろばの旅を終えて

諏訪大社や御柱祭、万治の石仏を訪ね、信州に息づく信仰や文化、日本列島の成り立ちに思いを馳せる。家族三世代で過ごした四日間を振り返りながら、憧れの信州を後にした旅の締めくくり。



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